【必見】Amazon出品「ベンダー」と「セラー」のメリット・デメリットを簡単解説
こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!
アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。
早速ですが、Amazonの販売方法には大きく分けて2種類存在することをご存知でしょうか?
それは「ベンダー」と「セラー」です。
Amazon出品者であればどこかしらで聞いたことがあっても、違いについてあまり理解していない方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、Amazon出品における「ベンダー」と「セラー」の違いについて、概要からメリット・デメリットを含め解説いたしますので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
目次
Amazon出品の「ベンダー」とは
ベンダーとは、【 Amazonへ商品を卸して、販売自体をAmazonへお任せする販売スタイル 】を指します。
商品を買ってもらう相手は「Amazon」になります。
セラーは”Amazonユーザー”に商品を販売しますが、ベンダーでは”直接Amazon”に商品を販売して利益を上げる仕組みになります。
メーカーや販売業者がスーパーに商品を卸す流れをイメージされるとわかりやすいかもしれません。
また、ベンダーとしてAmazonに出品するためには「Amazonからの招待が必須」です。
条件は以下の通りです。
・世間的に認知されているトップブランド*であること
*トップブランドの基準はAmazon側の判断によるものとなります。
Amazon出品の「セラー」とは
セラーとは、【 Amazonのプラットフォームを借りてメーカーや販売業者が直接販売を行う販売スタイル 】を指します。
商品を買ってもらう相手は「Amazonユーザー」になります。
ベンダーは招待制であるため、Amazon出品をスタートする際は「セラー」で出品開始することになります。
また、セラーには主に2つの出品形態で出品が可能となります。
1.大口出品
2.小口出品
詳細な内容は省略しますが、大口出品は「出品数が多い方向け」、小口出品は「出品数が少ない方向け」の出品形態と考えていただければと思います。
「大口出品」「小口出品」については以下記事をご参考ください⬇︎
「ベンダー」「セラー」料金形態の違い
ベンダーとセラー各々の月額利用料は以下の通りです。
セラー [ 大口 ]:4,900円(税抜) ( 販売手数料 )
セラー [ 小口 ]:0円 ( 販売手数料+基本成約料 )
「販売手数料」に関しては、セラーはカテゴリによって販売手数料が決まっておりますが(小口出品の場合、販売手数料に加え「基本成約料」も発生)、ベンダーは販売手数料が発生しません。
ただ、ベンダーは固定の利用料が発生いたしませんが、そもそも定価以下でAmazonに商品を卸しているため、セラーと比較すると必ずしも得をする出品形態ではありませんので、その点はご注意ください。
「ベンダー」「セラー」のメリット・デメリット
ここまでベンダーとセラーの概要と料金形態の違いについて解説してきました。
続いて「ベンダー」「セラー」のメリット・デメリットを解説していきます!
ベンダーのメリット
①運用の手間がかかりにくい
Amazonへ商品を卸してからはAmazon側で販売・顧客対応・配送など全て対応してもらえるため、作業リソースを損なうことなく運用することができます。
②利益計算が簡単
Amazonに商品を卸した時点で、掛け率を差し引いた利益金額が確定しますので、仮に返品などが発生した場合でも、利益金額の値がぶれず簡単に利益計算を行うことができます。
③カートボックスを取得しやすい
ベンダーとセラーのカート獲得状況を比較した際、セラーよりベンダーのカート取得率が高い傾向にあります。セラーと同一ASINで同じ販売価格で売っている場合、ほぼベンダーがカートを取得できるので大きなメリットと言えます。
ベンダーのデメリット
①Amazonからの発注が止まるケースがある
Amazonに商品さえ卸してしまえば売れていくかと思いきや、売れない場合はAmazonからの発注が止まります。
ベンダーでは過去の売れ行きなどを見て今後も売れると予測されれば発注してもらえますが、売れていない期間が長くなるなどの状況次第でAmazonからの発注が止まり、手詰まりな状態を引き起こす場合があります。そのため、メリット①で運用の手間がかかりにくいと申し上げましたが、状況によっては出品者ご自身で売れる商品ページの作り込み改善、広告運用の対応といった売上対策を実施する必要がでてきます。(実際に多く見られます)
②販売価格はAmazon側が決定する
Amazon側で過去の売れ行き需要を予測していることから、販売価格が頻繁に変動します。
メーカー側の希望販売価格を考慮されることなく販売価格が変動しますので、大手企業でベンダーへの卸しを已む無く停止する事例も発生しています。
ベンダーを利用する場合は、販売価格の変動が他販売チャネルやブランドイメージに影響が発生しないかどうかなども含め、考慮した上で利用検討されることをお勧めいたします。
③招待制なので誰でも卸せるわけではない
ベンダーはAmazonより招待があった場合のみ利用可能になります。
セラーのメリット
①出品者自身で販売価格を決められる
セラーでは、Amazon出品者様ご自身で販売価格を決めることができますので、商品の売れ行きや利益額等を鑑みて、最適な価格を設定することができます。
②売りたい商品を自由に販売できる
自由に商品を出品し販売することが可能です。
商品によってはAmazon側に出品許可が必要な場合もありますが、比較的自由に商品を販売することができます。
③配送方法を自由に設定できる
FBAを利用せずに自社出荷や契約倉庫からの出荷で配送する「出品者出荷」の選択が可能なため、自由に配送方法を選択することができます。
セラーのデメリット
①月額固定費がかかる
Amazonのアカウントには大口出品と小口出品があり、Amazonで売上を上げていきたい場合は使用機能や分析機能が制限されない大口出品の登録がほぼ必須となっていますので、大口出品を選択すると「毎月4,900円(税別)」の月額登録料が必須で発生します。
ある程度商品が売れていたり、販売規模が大きくなることで、月額の固定費はさほど気にはならなくなるでしょう。
(反面、販売手数料やFBA手数料などのその他手数料で懸念点が生じる可能性はあります。)
②利益の計算が難しい
販売手数料や配送費など何かと要所要所で費用がかかるため、利益を正確に算出するのが少々複雑です。
③競合が多い
参入しやすいが故に競合他社が多いのも事実。差別化が不足していると価格競争に巻き込まれてしまう可能性があります。
どちらを選ぶべき?おすすめはズバリ…!
Amazon出品の運用目的や事業者様のご状況などもありますので、一概には言い切れないものの、11年以上Amazonコンサルに専念してきた当社の結論としては「セラーでの販売がおすすめ」です!
実際に当社もベンダーアカウントをサポートしていますが、セラーと異なるベンダーならではのメリットを感じる部分もあれば、Amazonからの発注を継続するためには売れる必要があり、売れるためには出品者様ご自身で商品ページの最適化、広告運用などの施策が継続的に必要です。
結果的に、Amazonにおける売上対策はセラーと同じであることが多いのです。
ベンダーでは顧客対応や配送をAmazon側が対応してくれるので一見大きなメリットかと思いきや、セラーであってもFBAに商品を預けていることでベンダーと同等の状況で売っていくことが可能です。
とはいえ、招待を受けやすい大手企業や有名ブランド企業ですと、とにかく商品の知名度・販売実績を積み上げたいなどAmazonの活用目的がおありかと思います、そのような場合にはベンダーが最適である可能性も当然ございます。
ベンダーの招待を受けた場合は条件等を確認し、総合的にご判断されることをお勧めいたします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「ベンダー」と「セラー」についてメリット・デメリットを含め解説させていただきました。
上述の通り、ベンダーに関してはAmazonから招待が必須となっているため自由に選択できるわけではありませんが、仮に招待を受けた際は、本記事を参考にしていただきAmazonでの最適な販売方法を選択していただけると幸いです。
Amazon出品における「ベンダー」についてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後もAmazon出品者の皆さまにプラスとなる情報を発信して参ります!
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